🌿 二十四節気「処暑」

夏の疲れをいたわり、愛犬と秋を迎える準備を

二十四節気の「処暑(しょしょ)」。

「処」には、落ち着く・おさまるという意味があり、厳しかった暑さが少しずつ和らぎ、朝夕の風や空の高さに秋の気配を感じ始める頃です。

とはいえ、日中はまだまだ暑い日も多く、夏と秋が行ったり来たりするような季節。
人と同じように、わんこたちもこの頃になると、夏の疲れが少しずつ表に出てくることがあります。

🐾 夏をがんばった身体に疲れが出やすい頃

暑い夏の間、わんこたちは体温を調節するためにパンティング(ハァハァとした呼吸)をしたり、食欲が落ちたり、いつもより活動量が少なくなったりします。
特に年齢を重ねたわんこは季節の変化に身体がついていくまで時間がかかることもあります。

処暑の頃には、
・なんとなく元気がない
・いつもよりよく眠る
・食欲にムラがある
・便がゆるい
・お散歩に行きたがらない
・皮膚や被毛が乾燥してきた
・鼻や喉が乾燥しやすい

など、「病気というほどではないけれど、いつもと少し違うな」と感じることも。
そんなときは無理に元気にさせようとせず、まずはゆっくり休ませてあげることも大切な養生です。

🌿 東洋医学では秋は「肺」の季節

東洋医学では、秋は五臓の「肺」と深く関係する季節です。
肺は呼吸だけでなく、鼻や喉、皮膚・被毛、そして身体を外から守る働きとも関係すると考えられています。

そして肺が苦手とするのが「乾燥」。
処暑を過ぎる頃から、少しずつ空気が乾燥し始めます。
夏の暑さによって身体の潤いを消耗しているところへ秋の乾燥が重なるため、この時期は**「夏の疲れを補いながら、身体を潤す」**ことを意識してみましょう。

🍚 処暑のわんこ薬膳

薬膳では、その季節の身体に必要なものを、毎日の食事から少しずつ補っていきます。
処暑の頃に取り入れたいのは、身体をやさしく潤しながら、夏に疲れた胃腸にも負担をかけにくい食材です。

おすすめは、
大根・れんこん・山芋・冬瓜・梨・白ごま・豆腐・かぼちゃなど。
いつものごはんに、愛犬に合った食材を少量加えるところからで十分です。
例えば、山芋やかぼちゃをやわらかく加熱して少しトッピングしたり、大根や冬瓜を煮て煮汁ごと加えたり。
薬膳というと難しく感じるかもしれませんが、特別な生薬を使わなくても、身近な食材で季節に寄り添うことができます。
※食材は愛犬の体質や体調、持病、アレルギーなどに合わせて選び、初めてのものは少量から与えてください。

🐕 お散歩も「秋仕様」へ少しずつ

まだ日中の地面は熱くなることがあります。
暦の上では秋でも、「もう涼しくなったから大丈夫」と急にお散歩時間を長くするのではなく、朝夕の涼しい時間を選びながら、その日の愛犬の様子に合わせて調整してあげましょう。

シニアのわんこなら、「昨日たくさん歩いたから、今日は短め」そんな日があっても大丈夫。毎日同じ距離を歩くことより、その日の身体の声を見ながら無理をさせないことが大切です。

🤲 触れることも立派な養生

処暑は、ブラッシングややさしいマッサージをしながら、愛犬の身体をゆっくり触ってみるのもおすすめです。

「今日は身体が少し熱いかな」
「いつもより皮膚が乾燥しているかな」
「ここを触ると気持ちよさそう」

そんな小さな変化に気づく時間になります。
特別なことをしなくても、そばに座って身体をなでながら一緒にゆっくり過ごす。
それも、わんこと人にとって大切な養生のひとつだと思います。

🌿 今月の養生メモ

「潤す・冷やしすぎない・無理をさせない」
季節は夏から秋へ。
夏を元気に乗り越えた子も、少し疲れが残っている子も、その子のペースで大丈夫です。
食事、お散歩、睡眠、そして家族と過ごす穏やかな時間。
毎日の小さな養生を重ねながら、愛犬と一緒に心地よい秋を迎える準備をしていきましょう
🐾わんこと人が 心地よく寄り添う暮らしへ。

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