秋雨の季節となり、各地で大雨に見舞われる日もありました。
豪雨の影響を受けられた地域の皆さまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
暑さの中にも少しずつ秋の気配が感じられるようになり、9月23日は二十四節気のひとつ「秋分(しゅうぶん)」を迎えます。
秋分は、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃。
陰陽の考え方では、夏に向かって大きくなっていた「陽」から、冬に向かって「陰」が深まっていく、その途中にある大切な節目です。
自然の変化とともに、私たち人も、わんこも、身体は少しずつ秋から冬へ向かう準備を始めています。
秋は「肺」をいたわる季節
東洋医学では、秋は五臓の「肺」と関わりの深い季節です。
肺は呼吸だけでなく、「気」の巡りや皮膚、鼻、大腸などとも関係すると考えられています。
そして秋に気をつけたいのが「乾燥」。
空気が乾いてくると、人では喉や鼻、肌の乾燥などを感じやすくなります。
わんこも、皮膚や被毛、鼻や喉、便の状態などに変化が現れることがあります。
秋は、人もわんこも「潤い」を意識して過ごしたい季節です。
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🐾 わんこの秋分の養生
秋分の頃は、日中はまだ暑さが残る一方、朝晩はぐっと涼しくなる日もあります。
この寒暖差は、わんこの身体にも負担になります。
特に年齢を重ねたわんこや胃腸がデリケートな子は、夏の疲れが残っていることも。食欲、睡眠、便の状態、お散歩の様子など、いつもの暮らしの中にある小さな変化を見てあげましょう。
この時期は、
・身体を冷やしすぎない
・水分と潤いを意識する
・胃腸にやさしいごはんを心がける
・しっかり休む
・朝晩の気温に合わせてお散歩時間を調整する
など、秋から冬へ向かう身体をゆっくり整えていきます。
季節のひと皿 𓂃𓈒𓏸
れんこんと山芋の潤い養生スープ
秋のいつものごはんに、簡単な養生スープを少しプラスしてみませんか。
材料
・れんこん……10〜20g程度
・山芋……10〜20g程度
・水……200ml程度
れんこんと山芋を小さく切り、水と一緒にやわらかくなるまで煮ます。
十分に冷ましてから、煮汁と具材をいつものごはんに少量添えます。
東洋医学では、れんこんは乾燥する秋に取り入れたい食材のひとつ。
山芋は生薬では「山薬(さんやく)」と呼ばれ、脾・肺・腎を補うものとして古くから用いられてきました。
水分も一緒に摂れるので、秋の食養生として取り入れやすい組み合わせです。
その子の体質や体調、普段の食事量に合わせて調整してください。持病がある場合や療法食を食べている場合は、かかりつけの獣医師に確認してから取り入れてください。
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𓂃𓈒𓏸 人の秋分の養生
私たちも、夏の間は外へ外へと向かっていたエネルギーを、少しずつ内側へ戻していく季節です。
秋は空気の乾燥に加え、朝晩と日中の寒暖差も大きくなります。
食事では、れんこん・大根・山芋・白きくらげ・梨・ごまなど、秋の食卓に取り入れやすい食材を少しずつ。
そして、食べることだけでなく、睡眠や呼吸、身体を冷やさないことも大切な養生です。
秋分の頃の薬膳茶 𓂃𓈒𓏸
梨とはちみつの潤い茶
乾燥が気になり始める頃に、梨を使ったやさしいお茶を。
材料(1杯分)
・梨……1/4個程度
・しょうが……薄切り1枚
・はちみつ……小さじ1程度
・お湯……200〜250ml
梨を薄く切り、しょうがと一緒にカップや小鍋に入れ、お湯を注いで5〜10分ほど蒸らします。少し冷めてから、はちみつを加えます。
東洋医学では梨は潤いを補う食材として、乾燥する秋に取り入れられてきました。
一方で身体を冷やす性質があるとされるため、少量のしょうがを合わせて温かくいただくのもおすすめです。
※はちみつは1歳未満の乳児には与えないでください。
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秋は「音」と呼吸で内側を調える𓂃♩
秋は、自然界も少しずつ静かな季節へと向かいます。
忙しい毎日の中で、ほんの少し立ち止まり、自分の呼吸や身体に意識を向ける時間をつくってみるのもいいですね。
音叉の響きや振動を感じながら、ゆっくり息を吐く。
音をただ「聴く」のではなく、身体に伝わる響きを感じてみる。
そんな時間は、外側へ向いていた意識を自分自身へ戻す、ひとつのきっかけになります。
お気に入りの音や静かな時間とともに、深く呼吸するだけでも十分です。
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秋は「整えて、手放す」季節
五行で秋にあたる「金」には、整える・守る・手放すという性質があります。
木々が葉を落とし、冬に備えていくように、自然界は少しずつ余分なものを手放していきます。
私たちも、わんこも同じ。
夏の疲れをそのまま抱えて冬へ向かうのではなく、一度身体を整え、必要のないものを少しずつ手放していく。
特別なことをするのではなく、
食べること。
眠ること。
歩くこと。
呼吸すること。
心地よく過ごすこと。
そんな毎日の小さな積み重ねも、立派な「養生」です。
季節の移り変わりを感じながら、
わんこと人が一緒に、心地よい秋を過ごせますように𓂃𓈒𓏸
tetoteO / SHIRABE
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